屋久島 ブルードロップ 日々雑記

屋久島南部で Pension を経営しています。 安全安心な野菜や果樹を作り 新鮮な魚を釣って食事やデザートに使っています。 また、多くのステンドグラスや無垢の木のテーブル、レンガの小道等も DIYしています。

2016/05

雨の日の農園作業は

そろそろ屋久島も梅雨入りでしょうか?

ここ数日は雨の日が多くなって、じっとり不快な日が
続いているんです。
ま~そうはいっても木々が多いため、時に吹くそよ風は心地よく
まったりとした気分にさせてくれます。

でも、農園作業はそうも言っていられません。
雨が降れば、土は触れませんし、第一びしょぬれになってしまうので
この時期はじっと我慢、たまに小雨をついて雑草取りぐらいになって
しまうんです。

でも、唯一この時期、このタイミングが最適な作業があります。
当農園は、「こだわりのタンカン」 を販売しているのですが、その一つが
EM栽培。

そうEMぼかしの散布なんです。
このEMはやっかいなことに、≪乾燥≫は厳禁なんです。
(ま~ちょっと違うかもしれませんが、シイタケ等は日蔭のちょっと
しっとりしたところで栽培しますし、カビは暖かく湿った所が大好きな
のと同じ?)

で、雨が降る直前や小雨の合間にEMぼかしを散布するんです。

P1040792

で、これ。
いい具合に熟成が進んでいます。

ま~この後は、散布の写真は絵的に面白くないので・・・
(花咲じいさんのように葉っぱにパッとかけるのでなく、樹の周囲に
丁寧に飛ばないようそっと撒くので)

とはいっても散布もパラパラっ~と適当に簡単には済みませんよ。
満遍なく丁寧に撒き、時にはアシナガバチと戦い、雨の具合を
測りながら終了です。

で、アシナガバチ。

P1040800

今年はすでに3個目。
まだ数が少なく、巣作りに一生懸命なので今なら大丈夫です。

バシッ! と蹴って、 ダッ! と逃げて 
コソコソ! と様子を見て。 とりあえず撃退完了です。

そうそう絵的につまらないので、収穫が始まったスリナムチェリーでも。

P1040798

今年も豊作。 
日持ちがしないので発送ができず、お越しになったお客様だけが
ご賞味いただける希少価値大のお品です。


う~ん ちょっといかんよな~

昨年のタンカンは、奄美地区がミカンコミバエのため出荷停止でした。
で、屋久島のタンカンも早々に売り切れとなりました。

ま、屋久島での継続的な発生がなく、無事出荷にいたったのですが
当然、今年も要注意です。

で、毎日のように・・ 「ミカンコミバエの活動時期に ~~ 注意 ~~」
なんて放送をしています。

で、ここまではOK!

で、ここからはNG!

少し前に気付いたのですが、ミカンコミバエの発生を調査するために
テックス板というものを屋久島のあちこちに設置しているんです。

そのテックス板が当農園に 「勝手に」 設置されていました。
さすがにタンカンの樹には設置されていないのですが、防風林に
いくつもかけてあるんです。

P1040777

趣旨はわかります。
きちんと調査をして、対策をとり、被害がでないようにする責任が行政
にあると思うんです。

でも、「危険」なもの(本当に危険かわかりませんし、その説明もない)
を勝手に設置するのは・・・ しかも小学生の通学路で触れることが
できる場所や、当農園 ・・ いわゆる私有地 ・・ に勝手に入り危険物を
了承なく設置していくのはいかがなものかと思うんです。

田舎だから仕方ないじゃん、そんなもんだよという声が聞こえてきそう
ですが、じゃ小学生が勝手に触ったら? 何も聞いていない園主が
気付かずに触れたら?

う~ん ちょっといかんじゃないの?


煮魚は十分かな

さて、前回のヘイケで味をしめ (といっても当方の口には入らず・・)
今日も出撃です。

とはいっても、このところ東風が強い。
う~ん、こんな時は西側のあの辺かな~・・・ なんてブツクサ言いながら
車を運転。
本当はかなり西側の栗生ぐらいまで行けばいいんでしょうが、遠いしな~
面倒だしな~ なんて早くも手抜きモードです。

で、ようやく釣開始。
とはいっても最近一緒で、日があるうちはほとんど釣れません。
たまにエサ取りがかじる程度なんですが、ま~こうやって雄大な海を
眺め、のんびりするのもいいもんです。

で、だんだん暮れてきました。
日没になって早々・・ ゴン!
きたよ~ きましたよ~~ この引きの強さ感じはオジサンかな? なんて
独り言を言いつつリールを巻きます。

で。

P1040775

日没から20時頃までの短時間にバタバタときたのは
マツカサウオ 20~25cm 10匹。

これは前回のヘイケに比べ一回り小さいのですが、身が厚いので
食用可能な体積? 容積?はほぼ同じぐらいです。
で、煮魚に抜群なんです (もちろん味付けもですよ) 白身で身にしまりが
あるので、ポロポロ? ホロホロ?っと身がとれるので食べやすい魚
なんです。

さ、風も強くなったし今日はこのへんで。





そろそろ上向きか

ここ一カ月ぐらい釣果が芳しくありませんでした。

 ~~ しか~~し ~~

まずは、4日前。

P1040749

40cm弱のフエダイに、お一人様の煮魚用2匹。
ま~スタートはこれぐらいで。

続いて3日前。

P1040751

屋久島名 ヘイケ30cm前後を7匹。
ま~これは見ての通りキンメダイに近い、キントキダイの仲間なんです。
ということは、刺身よし、煮魚よしの美味しい魚なんです。

難点は、キンメダイに比べ身が薄い。
よって小さいものになるとちょっと脂が少ないかな~って感じですが
そこは煮魚にして美味しい味付けでカバーします。

で、7匹いてもあっというまに、本日ご宿泊のお客様のお料理に・・・。

最後は本日。

P1040756

前の2件はキビナゴでの餌釣りだったんですが、こちらはジギングで
釣ったツムブリ 63cm。

釣って即、首を折って血抜きをし、早々に撤収。
これもブリやカンパチに比べ、身がスマート(細い)ので、小さいものは
脂が少ないのですが、これぐらいは美味しいところです。

ってな感じで、1~2ヶ月ぐらい前に比べ、そろそろ屋久島の釣りも
上昇気味です。



強風、微雨 草刈日和です

なぜかって?

まず強風。
草刈機で刈った草ですが、風がないと草のカスが周囲に飛び散るんです。
当然、自分にもかかってきます。

切ったばかりの草なので、汁が飛び散ったり、細かいカスが服や体に
ついたりと結構不快なんですが、これを強風が吹き飛ばしてくれるんです。

それから少量の雨 というかしめりけ。
当然、草を刈る際に土も削ってしまうことが多々あります。
これも土が乾いていると、土煙りが舞い目や鼻をやられてしまうので
適度なしめりけがあるとベストなんです。

ということで、本日草刈デーとなりました。

P1040746

長らく放置していたので、草は30cm~1mぐらいに育っています。
ま、実はこれがいいんですよ。
やはりそれなりに育っていないと十分な堆肥の量がとれないからね~。
除草剤なんてもってのほかです。
草はしおれ堆肥にならないし、土は固まってしまうので使いません。

ま、その分、労力は余分にかかるんですが、これも美味しい果樹を
作るためがんばりますよ~。
今日はそのために 「刃」 も交換済みです。

以前は気付かずに古い刃で刈っていたのですが、切れない分
腕の力で振り回したり、すぐに蔓が絡まって取り外しに手間・時間が
かかったりと結構無駄が多いんです。

で、この新品 (もちろん国産) の刃はすばらしい。
刈るというか、草の上を滑らせるだけでサクサク刈れます。
古い刃の2倍以上の作業効率で進んだのですが、それでも一時間が
限界。
ま~果樹園の1/3は済んだので、今日はよしとしましょう。

P1040747

で、その後はのんびり畑の散策です。

P1040730

パッションフルーツは開花が始まっています。
あと2カ月ぐらいで収穫かな~。

P1040748

スリナムチェリーは、実がふくらみ色づき始めています。
これは一か月後ぐらいでしょうか。 あっさりとしたさわやかな味
なんですが、蟻の大好物。
いつも蟻との競争で、なかなかのんびり食べることができないのが
難点なんです。

客室のフックもこだわって

お客様のお部屋ですが、それなりに備品、設備をそろえて
きたのですが、それでも時々ご要望があります。

で、今回はフック。
服等をかける場所がないと、ポーランドの方が身ぶり手ぶりで
大げさに教えてくれました。
ま~確かに言われてみればそうだなと思って、早速準備・・・

でも、色々こだわって備品設備をそろえていますので、100均等の
安物や趣味が合わないのは嫌なんです。

で、ようやく見つけました。

P1040735

アンティークっぽい金属製の鳥のフックです。
もちろん≪格安≫で購入成功です。

で、これまたそのままつけるのでは芸がない。

P1040736

ちょうどよく曲がった木があったので、これを利用するんですが
一番の難所は最初のカットです。

というのも不自然に曲がっているので、両端をきちんとあわせて
カットしないと壁にぴったりくっついてくれません。
3~4回は切りなおしをし、微妙な調整はディスクグラインダーで
がしがし削ります。

で、まだまだですよ~。
次は、表面がひび割れたりささくれていたりすので、これも削ります。

P1040737

ま、これは大雑把、適当でも大丈夫。
左が使用前、右が使用後ですが、1mmも削ると綺麗な木肌がでて
木のいい匂いもするので、ちょっと幸せ気分でがんがん削ります。
実際はこの後に、紙やすりをセットしたサンダーでえんえんと仕上げの
削りをしていくのですが、ま~この辺で腕はパンパン、削りかすが
舞って鼻と目はかゆいというか痛い・・・。

で、ようやく納得の仕上げができた後は、下穴をあけてフックをとめて
出来上がりです。


P1040738

部屋に取り付けると、なかなかいい雰囲気です。
イメージは森の木にいる鳥なんですが、いかがでしょうか?

P1040740

う~ん、ハンガーがしょぼい。
これもフックに合うのを探すか・・・・・。

本日の釣果は 200匹

まず、 「むやみに」 大漁はしません!

よく雑誌やTVでも、〇〇魚を〇匹!とか、釣り船の甲板を
埋め尽くすほど魚が載っている記事や画像を見るんですが
ちょっと嫌な気持ちになってしまうんです。

基本的に、自宅や隣近所に配っても余ってしまうほどは釣らない
ようにしています。

ま~自慢したいとか、せっかく来たんだからとか理由はあるん
でしょう・・・ でもね~。
実際のところ、4~5年前ぐらいまでは、屋久島でもムロアジが
バケツ一杯とか、クーラーボックスからはみでるぐらいとか
連日入れ食いだとかあったんです。

で、今は・・・ ほとんど釣れません。
たまに群れにあたって2~3匹程度は聞くんですが、以前のように
バケツ一杯なんて年2~3回聞くかどうか。
温暖化とか、海流の変化とか色々理由はあるんでしょうが、
「めったやたらに取りすぎ」 もあると思うんです。

で、前置きが長くなってしまったんですが、200匹とは。

P1040728

小アジというより、豆アジです。
体調は5~7cm程度で、この時期は群れをなして港に入ってくるんです。
さすがにこのサイズですと、100匹単位でないと料理の一品にもなりません。

いや~久しぶりの入れ食い、魚の引き?を堪能です。
もっとも駆け引きや重量感を楽しむということはないんですけどね。

でも、200匹も? 前置きであんなに書いたのに? と思われるかも
しれませんが、これがちょうどいいんです。

当日は、から揚げにして骨や頭まで食べちゃいます。
明日は、残りを南蛮漬けにして、また違う味わいで全部食べちゃいます。
ちゃんと 「自家消費」 、「お客様への一品」 そして「新鮮なうちに完食」
な分しか釣ってません。

もっと粘れば、500匹、1000匹ぐらいはいけたんですが、数年後、将来を
考えて、今日はこのへんで終了です。

 

フェイジョアの花に要注意

このところの暖かさのおかげで、フェイジョアの花が
咲き始めました。

P1040710

ハイビスカスやブーゲンビリアといった花とは違いますが、いかにも
南国風の花で綺麗なんですが、この花は要注意です。

実は、この花は食用になるんです。
見栄えもいいし、味もほんのり甘みもあって美味しいので、料理の
添え物としてお出しすることもあります。

ただ、あまり「花」を食用にしすぎると、実の数が減ってしまうので
ま~そこはほどほどにって感じなんですけどね。

で、何が要注意かというと・・・
美味しく甘い花なので当然、虫もよってきます。

先日、何気なく花を パクッ といただいたところ、なにかコリコリ感が。
と思った瞬間、唇が 
痛!  

あわてて出してみると、ハサミムシ(尻尾がハサミになっている虫)ごと
口の中に・・・・
それからは、慎重に花の中を見てから、口にいれるようになったのは
いうまでもありません。

ちょっと違う気がする

まずは、この記事。

P1040724

先日の新聞に載った記事なんですが、「GWの≪遭難≫者増加傾向」
とあります。

で、記事を読んでいくとそれは違うんじゃない?と思ったので
たまにはまじめに書いてみます。

この記事には、GW期間中の遭難者が増えているとのこと。
2010年~12年 には1~2件
13年 3件
14年 5件
15年 4件 発生しているとのこと。

でも、この期間の縄文杉登山者数は
13年~15年で 4000名前後とあります。 つまり少ないとされている
10年から12年は統計の数字が記載されていません。

分母の数字を表示しなければ、いくら分子の数字の増減を言っても
片手落ちだと思うんですよね。

また、13年には死亡事故が2件あったと記載されているのですが
これも内容を読んで ?って感じなんです。
1件は63歳女性が急にふらついて倒れ心肺停止。 もう1件は81歳!
の男性の心肺停止。

これは≪遭難≫ではないんじゃないですか???

当館にも色々なお客様がお泊りになりますが、81歳であれば強引にでも
縄文杉登山はやめていただいて、ほかのスポットをお勧めしています。

また、GW期間中は通常期間の5~10倍以上の方が登山するので
これも分母がかなり違うので、増加傾向とはいえないと思うんです。

もちろん≪慎重≫は当たり前です。
革靴やサンダルのようなもので登山する人、ビニール袋に荷物を入れて
登山する人もいて、これは論外なんですが、このいたずらに人を
不安にさせるような記事
についてはちょっとおかしいと思っています。
これが、≪怪我≫、≪アクシデント≫といった表現ならわかるんですが・・・

PS こういった内容を書くと、亡くなった方に失礼とか不謹慎といったことを
言う方がいるんです。
決して、そういった意味でなく、いたずらに人を不安にさせる記事や、
不正確な記事についておかしいし、間違っていると言いたいことをご理解
ください。
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