最近は外国人のお客様が増えてきました。

この仕事を始める時に、ある方からダイニングのテーブルは
椅子に座る高さのあるテーブル (床に座るタイプでなく) にしなよ
と言われました。

「何故ですか?」 と聞くと
床に座ると、みんなのんびりしていつまでも動かないからとの答え。
それなら逆に当方はみんなにのんびりしてほしいから、あえて床に
座るローテーブルにしていたのです。

実際、床に寝そべったり、ゆっくりくつろいでいらっしゃる姿をみて
良かったなと思っていたのです。

で、最初に戻って、外国人の方が増えてきました。

外国の方は主に椅子に座る文化、ローテーブルであぐらをかいたり
正座をするのはかなりつらそうなんです。

ということで、テーブル作りを開始です。

ま~天板は今のものを流用できるので、脚だけ作ればいいのですが
これが簡単そうで、結構めんどい。

4本足だったら、木の棒を4本同じ長さに切って、それを釘でうてば
いいんでしょ・・・ ってわけにはいきません。
まずコンマミリ単位で脚の長さを合わせる必要があります。
(1mmも違えば、ガタガタします)

そして、そのまま脚を釘を打ち付けても、人が体重をかけたり、動かしたり
すれば、釘だけではすぐに歪んで場合によっては天板が落下し怪我に
つながります。

で、今回は欠き込み

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欠き込みをいれたい個所に、こういった感じで丸ノコでいくつもスジをいれて
おきます。

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で、これを金槌でたたくとポロポロと気持ちよくとれてきます。

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で、とれたあとをノミで丁寧にならしていくのですが、柱の表面は人の肌が
触れたり、目につくので綺麗にしておくのですが、この重なる部分は
ちょっと粗い感じの仕上げにしておきます。

ま~理由としては、この欠き込み=接合部分を ① ボンドで接着
② 欠き込みの重なりで固定 ③ ネジで接合 の3つの方法で完全に
固定するのですが、あまり綺麗にしあげてしまうと、① ボンドがくっつきにくい
となるのです。

で、こんな作業を延々。。。

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とりあえず研磨の前ですが、それなりの形になってきました。

欠き込みは左下の脚がわかりやすいのですが、あえてきっちり入れずに
ちょっとはみ出すようにしているのは、こっちの方が雰囲気があっていいと
勝手に思っているからです。

簡単に書いていますが、柱は9cmx9cmのかなり太く重量があります。
おそらくこの足全体で、15~20kgぐらいになるでしょう。
天板は50~60kgぐらいはあるので、これぐらいは必要なんですが、
最近の市販の安物テーブルとは雲泥の差があります。

で、これで①~③で終了といきたいところですが、その前に 研磨。

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欠き込みで中に隠れる部分を除いてすべて研磨です。
ササクレで怪我をしてもいけませんので、丁寧に丁寧に・・ ってこっちの方が
時間がかかるんです。

ちなみに上の写真の柱は同じ木から切り出した物。
上部が研磨前、下部が研磨後です。 肌触りつるつる、しっとりです。