タンカンの収穫も終わり
釣りは天候が悪くいけない
宿のお客様はオフシーズンでいない

となると、今の時期は何をしているかというとタンカンの剪定です。

ま~簡単にいうと不要な枝を切っていくわけですが、これが
一番頭を悩ませ奥が深い。

この剪定のポイントはいくつかあるんですが
1 枯れ枝除去
 これは当然ですが、枯れ枝をそのまま残しておくと病気の発生に
 つながるので徹底的に除去します。
 ま~農薬散布するなら多少はいいんですが、無農薬では必須です

2 木の中央まで日が入るようにする
 タンカンは日光が必須。 影が多すぎるのもダメ、だからといって
 葉をとりすぎるのもダメ

3 強い枝は栄養を取りすぎるので切る
 全体に満遍なく栄養が行きわたるようにするのですが、強い枝が
 あると、栄養がそこに偏りすぎるのでカットする

4 弱すぎる枝は、余分な栄養を取るので切る
 今後も成長しないような枝も栄養をとっていくのでカットする

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この葉が一枚だけついた枝等

5 花芽は実になるので、取りすぎない。

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これが花芽
ちなみに ↓ これは葉になる新芽

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6 収穫時に大変なので、高すぎる枝、低すぎる枝を切って
 だいたい胸から高さ2m以内に樹形が育つようにする

等々、他にも色々考慮することは多々あり、いつも悩みながら剪定を
するんです。
なんせ、これが来年の収量は当然のことながら、5年後、10年後まで
影響します。

ま~手を抜いてもそれなりに実は取れるので、この時期に人がいない
果樹園も結構あるんですが、そういったところに限って、無農薬だから
小玉といったり、人の宣伝文句を流用したり、木がヒョロヒョロでかわいそう
な状態だったりするんですよね。

今日は久しぶりの晴れ
明日は釣りに行けるかな~?

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