住宅宿泊事業法・・・ 通称 民泊新法が6月15日から施行されました。

本来なら消防署や保健所に簡易宿泊所の許可をとって、宿泊業を
しなくてはいけないのですが、なんせ手間と費用がかかる。
費用は当方のような小規模でも〇十数万以上もするんです。

そこで、違法に登録して勝手に部屋や家を貸す、いわゆる
違法民泊 が多く、にがにがしく思っていたのです。。。

もちろん屋久島にも数件・・・。

で、当方にも問い合わせが来るんです。
「別の場所で予約をしていた民泊が勝手にキャンセルされて困っています
おたくは大丈夫ですか?」 ってな感じなんですよ。

もちろん当方はきちんと許可をとり、更新も行い、適正に営業をしている
ので、全く問題ありません

で、ここで問題というか納得できないのが、勝手にキャンセルされる 
⇒ 全額返金するから、別の宿は勝手に探してね
なんです。

ちょっと待てと言いたいです。
お客様は民泊サイトで検索する場合、そこが違法なのか適正なのか
判断する材料は記載されていません。
(例えば、規制のゆるい民泊サイトだけ出しているようなところは要注意
とか業者側から見るとわかるのですが、一般の方はわかりませんよね)

民泊サイトは、登録時に「国の法律にそって適正にうんぬん・・」と
書いてありますが、例えば楽天トラベルのように許可証の提出を
求めていません。

よって一番悪いのは
1番悪者 法律違反を承知で登録し、宿泊業をした宿
2番 法律違反になっていることがわかっていながら登録を許可したサイト
3番 それを放置した行政

ってな順番だと思うんですよね。
「えっ お金を返せばちゃら?」 
それはいかんでしょ。 万引きだって万引きした商品を返せばちゃらでは
ないですよ。 場合によっては警察で調書をとられ、罰金刑とかもあるし
新聞に顔写真がのれば社会的なダメージもありますよ。

それを全く非がなく、困っている人に押し付けて
「ちゃら」 ですか???

ま~行政はいつものごとく責任はとりませんが・・・ 
ちなみに大手登録サイトの違法民泊の削除件数(6月 4万件) 
6月8日時点での民泊届出数 2707件
・・・ これ仕事してないでしょ・・・
(そういえば検査にきた人に違法民泊の取り締まりを聞くと
「伺っても家の中にいるんですが、出てこないんですよ」って言ってましたが
それだけ? それで終わり? それで仕事したって言えるの? って思いました)

少なくとも悪者1番と2番に、代替施設の予約、差額分の提供
悪者3番の行政は、一定期間の登録不可、罰金等はするべきでしょ。

どうですかね?