屋久島 ブルードロップ 日々雑記

屋久島南部で Pension を経営しています。 安全安心な野菜や果樹を作り 新鮮な魚を釣って食事やデザートに使っています。 また、多くのステンドグラスや無垢の木のテーブル、レンガの小道等も DIYしています。

農園

ライチの品種は

みなさんはライチの品種の違いってあることを知ってますか?

ま~たいていの方は、あの赤くて丸いトロピカルフルーツってのは
想像つくと思いますが、実際にはたくさんの種類があります。

当農園で育てている品種は
玉荷包(ギョッカホウ)
・・・ドラゴンライチともいわれていて、種が小さく可食部が多い。
   果皮がざらざらで竜の皮?のようにも見える

黒葉・・・育てやすく、豊産性。 さくさくとした触感

糯米・・・ライチ6大品種の一つで、もちもちした触感

チャカパット
・・・大玉の品種でライチの皇帝とも言われ、宮崎県では大玉一個
   1000円で販売されているものも。

アヒル卵・・・最大品種で、あるショップではライチ王って言われたり。

さて、どれが食べたいですか?
ま~ぶっちゃけ言ってしまうと、一番おいしく食べ応えがあるのが
ギョッカホウでしょうね。

チャカパットは、ギョッカホウより若干大きいのですが、種が大きい。
アヒル卵はもっと大きいのですが、味が大味かな~。

ま、ここで当方の感想を書いても仕方ないですが、ライチといっても
色々あるわけです。

そんなライチも花見頃。

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これがギョッカホウの花。 白い細かい花が塊りになっています。

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こっちはチャカパット。
明らかに花付きが前のギョッカホウと異なります。

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で、それらの開花より一か月ぐらい遅れてくるのがアヒル卵。
まだまだ蕾の段階で、花が咲くのはもうちょっと先です。

去年は受粉時に雨にたたられ、収穫もごくわずかでしたが
今年は受粉の様子を見る限りちょっとよさそうな感じもします。

また7月の収穫の時期には、実の違いも書いてみますね。

ライチ、、失敗したな~

農園作業は今が一番暇かもしれません。

タンカンの剪定や草刈も終わり、今はのんびりと果樹園を回り
枯れ枝や害虫駆除なんかをしています。

で、そんな農園も今はライチの花が満開です。

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緑の葉の上部に白~黄色っぽく見えるのが、花・つぼみの塊りです。

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拡大しましたが、画像ではよくわかりませんね。

このライチも「もち病」にかかったり、毛虫が新芽・花芽を
食害するので、日々見回っていますが、不思議なことに毛虫の
数が年々減っているんですよね。

タンカンの記事でも書きましたが、害鳥のヒヨドリも少なくなって
いいんですが、なんか自然環境の変化をちょっと不気味に感じます。

ま、それはどうしようもないので、おいといて、、、

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これが失敗です。

樹と樹の間は離したつもりではいたのですが、もうすぐ重なって
しまいそうなぐらいになっています。

重なると日当たりは悪くなるし、風通しが悪くなれば病気も発生
しやすくなるのでいいことではありません。

・・・・ということで、2~3年後にはどちらかを伐採しないと
ダメなんですよね。
どちらかと言ってますが、こういった樹がまだ数本、、。

今さら掘り返して植え替えることもできませんので、ここ2~3年で
いい実をつける方、病気に強い方、そういった判断で間伐、、、です。

今年は水耕栽培

昨年は、ルートラップポット(不織布の鉢)を使ってみました。

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通気性、排水性がよいとのことだったのですが、結果は、、、
ま~排水性がよいというか、よすぎるので頻繁に水やりが必要で
ちょっと怠ると乾燥し枯れてきてしまうんです。

・・・で、なんでポット(鉢)を使うかというと、どうしても
家庭の畑になると、同じ作物を作ることによる連作障害と風雨による
苗の傷み、雨除け栽培ができないこと等のデメリットがあるからです。

しかもお客様用の無農薬栽培の畑ですから、病害虫も酷いので
ま~色々考えるんです。

ということで、今年は水耕栽培に挑戦です。
まずは、100均に行って

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鉢代わりになるバケツを買い占めます。
バケツにしたのは、水耕栽培がうまくいかなかった場合でも
バケツであれば、ペンキ塗りやセメントをまぜるのに使えるからです。

それから

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バケツに合うザルも買い占めです。
余談ですが、10年前に比べ屋久島も格段に便利になりました。
大きなドラックストアができ、100均もでき、スーパーの品物も
充実し、、、移住時には地元で色々なものを買って持ち込んだ
ものですが、今はそんな必要もありません。

ただ、文化的なものは増えませんね。
映画館、図書館、美術館、博物館、ウインドショッピングをする
ようなお店等はないままです。

って話がずれましたが、あとは

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液体肥料ですね。
もちろん今までの土の畑も活用しながら、並行して水耕栽培も
進めていきますよ。


タンカン剪定、今年はちょい楽

昨日からタンカンの剪定を始めました。

ま~まだ疲れがとれていないので、のんびりしたいところでは
ありますが、そうも言ってられません。

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すでに、新芽・花芽が付き始めているんです。
まだ、新芽の方はいいんですよ。 余分に切り落としても樹に力が
あれば、夏までどんどん葉っぱは出てきます。

ただ花芽はこの季節だけ。
花芽は樹の体力を使うので、早めに不要な分は切り落とし、残す
花芽に十分な栄養をいきわたらせるようにしないといかんのです。

ま、といって今年、、、というか年々剪定は楽になってきています。
理由は、収穫の際に「剪定分も見越して」切り取っているからです。
もちろん一つ一つ実を確認し、その上で剪定に必要な個所を
見極め切り取っていますので、収穫には時間がかかりますけどね。

、、、ってな感じで進めていますが、見た目には剪定は地味。
ということで

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ライチの花です。
こちらは一足先に開花が始まりました。

ただ、花が小さく遠目に見るとごちゃごちゃしているし、香りも
しないので、ちょっとつまらないんですけどね。

タンカン 終了~

収穫開始、、、と思っていたら、すでに完売・終了です。

もうほんとこの2週間は忙しい。
1日でキャリー(農家がよく畑で使っている籠ね)2箱x2回分のみ
収穫し、汚れを取り、梱包、発送の繰り返し。

なんでキャリー2箱x2回かって? 
それは当日中に収穫し、梱包、発送までできるのがこの量って
ことなんですよ。
よくTVニュースとかで、農家の倉庫にミカンが山積みって画像が
でてくることがありますが、当方の「売り」の一つにどこよりも
新鮮でお届けっていうのがあります。

ま~つまり ↓ こんな感じです。
一般農家・・・収穫、収穫、収穫、、梱包、梱包、梱包、、発送、発送、発送
当方・・・収穫、梱包、発送、、収穫、梱包、発送、、収穫、梱包、発送

ま~鮮度がよければ見た目も艶があって綺麗だし、果皮も瑞々しく
利用するのもOK、それに一番は時間が経つと酸味が抜けてくるんです。

とにかく甘いのが好きな人は、時間がたち酸味が抜けたタンカンで
いいのでしょうが、ミカンらしいさわやかな酸味も欲しいって人には
物足りない。
当方も、収穫間際の甘味の中にも酸味があるタンカンの方が美味しいって
思うんですよ。

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幸い10年以上も販売していると、たくさんのリピーターの方がいて
だいたいそういった人達への販売で半分以上は予約、、、みたいな
感じなっています、、、、 ほんとありがたいことです。

さて、そんな感じで昔は3月中旬頃まで残っていたタンカンも
ここ数年は2月初旬~中旬で完売。

さて、数日は休憩したいな~、、、、 でも、確定申告が、、、
剪定が、、、でも、その前にタンカンの樹にご褒美のEMをあげなきゃ。



さ、そろそろタンカン収穫だよ

今年のタンカンは良い!

昨年の台風の影響も少なく、収穫量も平年よりちょっと上。
糖度上々、、、、ということで、今期のタンカンはかなりいい感じです。

ま~もっとも平年が悪い、、、ということはありません。
平年もタンカンの出荷基準である糖度11~13度はゆうに超えて
いるのですが、今年はすでに1~2週間前の食味チェックで
糖度は最高で15~16度はあります。

で、台風の影響も少なかったので、傷・汚れ・病害跡も少なく
良品の割合も多くなっています。

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ということで、「獣除けの罠」と「防犯カメラ」を設置しました。
ま~毎度のことで嫌になるんですが、それでも全国各地で収穫間際
の農作物が盗難、、、ってニュースを見るとね。

ちなみに「獣除け」ですが、人がかかっても当然ケガはしますので
入らないようにしてくださいね。
もちろん無断侵入や窃盗は、即警察に届けます。

以前に書いたかもしれませんが、近所の家に侵入した泥棒、
あえなく防犯カメラで身元がバレたそうですが、「子供がいるから」
と泣きつかれ見逃したそう・・・ ちなみにパチンコ代ほしさに。

当方はここでも事前告知していますので、いかなる理由があっても
即警察に通報しますので!

さて、この時期はタンカン以外にも、、、

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グレープフルーツが大きく育っています。
昨年、2本のうち1本をフィンガーライムに切り替えたのですが
それでも1本で鈴なり。

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グレープフルーツは、収穫したては酸味が強く追熟が必要なため
なかなか売れないんですよね~。
やっぱり届いて即食べられる物、甘く糖度が高い物が昨今は
好まれますので。

さ、そろそろ収穫のための準備をしなきゃね。


ひさしぶりに怒鳴ってしまったよ

さて、果樹園の防風林といえば、こんな感じ。

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ま~園内を広くとるために、果樹園ぎりぎりのところに防風林を
植えていますよね。

で、↓ これを見ると

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不自然にこの一角だけ、防風林がなくなり、土が新しくなっています。

実は、今日果樹園に行ったら、当農園の一角をユンボで勝手に
掘り返していたんですよ。
深さ1mぐらい、幅は2mx1.5mぐらいなんですが、そこに
あった防風林も勝手に切られているんです。

???? って感じでしたが、急いで土建屋さんに「うちの私有地を
なに勝手に掘り返しているんですか?」と言い、一旦工事を止めました。

土建屋さんが言うには「電柱を建てるんですが、JAに許可を
もらってます」とのこと。

いやいやJAに許可を出すどころが、JAとは一切話はしていない
と伝え、責任者を呼んでもらいました。

で、責任者がきて、、、、、
「許可は出していないどころか、話しさえ聞いていない」
「勝手に私有地を掘り返し、防風林がなくなれば果樹に影響がでる」
・・・「どういうことだ!」と怒鳴ってしまいました。

いや、怒りますよね?
勝手に、人の私有地をユンボで掘り返され、そこに植えてある木を
知らない間に切られ、電柱までたててしまうなんて。
もちろん、この排水溝から50cmぐらいまでは町有地なので、
そこだけで工事されることには問題ありません。
でも、当方の私有地に1m以上は入っていましたからね。

ま~責任者は勝手に行ったことがわかっていますので、すぐに穴を
埋め戻し詫びていましたけど、これで果樹や防風林に影響があったら
詫びて済む問題ではないですよね。
一応、何か問題があったら100%責任はとると言ってましたが、、、、

で、土建屋さんとJA責任者が去って、30分後ぐらいにまた戻って
きたので、てっきり上司を連れて詫びに来たのかと思ったら、もうすでに
別の工事の打ち合わせで、こっちは一切見ず。
いやいや一般企業だったらありえんよ。

ぷんぷんしていたら、

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自衛隊の大型車が来ました。
そこにいた自衛隊員の人と話したら、オスプレイ墜落の関係で
海岸沿いをずっと歩いているとのこと。

こんな時でも物腰やわらか丁寧。
どっかのJAに見習わせたいよ。




防風林 上も大事だが下はもっと大事

最近の果樹園の作業といえば、もっぱら防風林の剪定。

果樹苗もそうですが、防風林も植えっぱなしでいいわけでは
ありません。
きちんと手入れをしないと、風を防ぐという目的を損なうどころか
果樹苗への日当たりも悪くし、逆に悪影響にもなってしまいます。

特に、この秋口からは日が短くなるので、できるだけ日光に当てる
時間を増やすことが大事になります。

と、長々その効果について書きましたが、この防風林、上部だけ
剪定しているわけではありません。

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ま~上部はこのようにざざ~と切っていくだけです。
別に他人に見せるためではありませんので、綺麗に一直線に
切る必要はないので、大雑把に切っていけるんです。

ただ問題は下部、、というか根本部分です。

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ま~こんな感じで雑草ははびこり、蔓草はまきつき、どこから
手を入れようかって感じです。
実際、放置している農園も多々ありますが、本当はよくありません。

防風林は、細い枝、太い枝色々あります。
それらが風の強弱に応じて揺れたり、風を流したりと不規則な動きを
するので、防風林自体も守られているんです。

これが蔓がまきつき全ての枝が一体化してしまうと、、、、
強風を受けた時、風を流すこともできず全体で受け止めてしまうために
木自体が折れたり倒れたりしてしまいます。

そして木の根元の風通しが悪いと、病気のもとになってしまうんです。

ということで、一本一本の木の根元にはいつくばり、雑草を抜き
巻きついた蔓を切り取っていきます。

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こんな感じですっきりしました。

気分はすっきりでも、膝・腰にきますね、、、。

アボカドの販売はいつ?

さて、当農園では試験的に導入した果樹が色々あり、その中に
アボカドもあります。

実はこのアボカド、3年ぐらい前から収穫はできていたんです。
しかし販売はまだ。

ま~理由は、安定した品質の実が継続的にとれること、それから
一番良い完熟期を見極めるためです。

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ま~前者の理由はわかりますよね。
同じような実が、販売できる量がとれるかどうか、そしてその品質が
ある程度一定のものになっているかどうかです。

問題は完熟期の見極めです。
本やネットには、アボカドのこの品種の収穫時期は〇月頃って
書いてありますが、それはあくまで参考。
露地と温室栽培の違いは? 沖縄と屋久島、本土では気候も全く
異なるので時期も異なりあまりあてにはできません。

ということで、だいたい5日おきぐらいに数個収穫し、追熟するまでの
期間、続いてカットした後に色合い、味を確認していくんです。

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もちろん露地栽培のため傷もありますが、こういった傷が
中身に影響を与えているのか、あくまで表皮だけの問題なのかと
いった確認もしていきます。

で、ここ3年ほどの調査でようやく、当農園での収穫時期はいつ頃
からというのがわかってきました。

よ~し、、、来年こそは。
と毎年思っているんですが、なんせ自然相手のものなのでそうそう
うまくはいきません。






苗は枯れることは多々あります

さて、一見すると順調にように書いている農園ですが、
実はそんなことはありません。

台風被害もあれば、病気、害虫の被害もあります。
突然、苗が枯れてしまうこともあります。

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果樹園に行ってびっくりしたのですが、夏まで普通に生きていた
ライチの苗が枯れていました。

5年生の苗で、昨年からようやく実をつけるようになってきて
さ~これからって時の突然の枯死。
太さも直径10cm近くになってきただけに残念、、、。

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・・・実はこういった事ってわりとよくあります。
昨年の台風19号では、直径20cm程、高さ3mぐらいの果樹苗も
倒され枯れてしまいました。
ま、自然相手では仕方ないと思い、、、ようやく割り切れるように
なってきたので、、、たんたんと片付けです。

そのまま抜いて捨ててもいいのですが、もったいないので
まずは葉を全部落とします。

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で、枝だけになった状態で引き倒し、抜いていくんです。
枯れ葉も堆肥になるので、最後まで有効利用をさせてもらいます。

さ、切り替えて開いたこの場所に何を植えるかな?




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